高齢者のための施設である老人ホームですが、年を重ねれば誰でも入居出来るわけではなく施設ごとに入居条件が定められています。
ここでは老人ホームの入居条件いくつかご紹介します。
目次
心身の状態
ほとんどの老人ホームでは入居者のニーズに適切に対応出来るよう、要支援・要介護の度合いが定められています。
例えば特別養護老人ホームは要介護3以上、介護老人保険施設や介護療養型医療施設は要介護1~5、グループホームは要支援2あるいは要介護1~5など施設ごとに条件はバラバラです。
介護度は一次審査(コンピュータ)と二次審査(介護認定審査会)といった全国一律の方法で決定され、それを元に入居可能な施設を選ぶことになります。
施設によっては医師や看護師が常駐していないこともあり、入居者に必要な医療支援の程度によっては受け入れ不可となるケースもあります。
また介護保険法の適用が65歳以上を対象としていることから、入居可能な年齢を65歳以上としている施設が多いです。
金銭面
施設側が設定している料金を支払う能力があるかどうかは入居前に施設側で審査を行います。
審査を通らなかった場合は入居を断られることもありますが、入居後も3ヶ月以上滞納してしまうと保証人や身元引受人に退去勧告されるため注意が必要です。
施設にかかる費用だけでなく娯楽費や生活費なども考慮し、収入や資産に見合った施設を選びましょう。
保証人の有無
入居費用の支払いや緊急時・入院・死亡時などの連絡、サービス計画や治療方針の承諾などを依頼するため入居には保証人、身元引受人が必要ですが、誰もいない場合は入居を断られるケースもあります。
家族にお願いする場合がほとんどですが、身寄りがない人でも民間企業が行っている身元引受人サービスを利用することも可能です。
このように老人ホームには様々な入居条件が設定されていますので、家族の希望と入居条件がマッチしているかどうかをしっかり確認することが重要です。