老人ホームを選ぶ際のポイントとして食事内容を重視する人も多くいますが、実際の食事はどのようなものが提供されているのでしょうか。
ここでは老人ホームで提供される食事の特徴や工夫されている点ご紹介します。
目次
老人ホームではどのような食事が提供されているのか?
老人ホームでの食事は栄養バランスはもちろんですが咀しゃくや飲み込みがしやすい、減塩に気を配った味付けなど高齢者の健康維持を考慮したメニューが提供されています。
人によっては持病のため通常の食事が提供できないケースもありますが、そうした場合でも医師の指導のもと許容範囲内で出来る限り飽きのこないメニューで対応していることがほとんどです。
介護食が望ましい人の場合は噛む力や飲み込む力に合わせてきざみ食、ソフト食、ミキサー食などを提供しています。
しかし個人それぞれに対応している訳ではなく基本的には同じメニューとなるため、入居する家族の好みに合っているかどうかを事前に確認しておくと良いでしょう(個別対応食に出来たとしてもほとんどの場合は別途料金がかかります)。
工夫されている点
ほとんどの老人ホームでは入居者に対して食事のアンケートを実施しており、味の濃さや薄さ、バリエーション豊富なメニューかどうか、食べやすいかどうかなどのヒアリングを行っています。
アンケートを元に、より満足度の高い食事を提供できるよう可能な限り改善するようにしており入居者が安心出来るよう努めています。
また食事だけでなくおやつにもたんぱく質や脂質、食物繊維、ビタミンなど不足しがちな栄養素を積極的に取り入れています。
盛り付けや彩りといった見た目へのこだわりや季節ごとのイベントを盛り込んだメニューなど、入居者が飽きないように配慮しています。
老人ホームの入居者には毎日の食事を楽しみにしている人が大勢いますので、入居前に一度施設へ見学に出向き食事を試食してみるのもおすすめです。